東福岡たぬま動物病院

東福岡たぬま動物病院 東福岡たぬま動物病院では、犬・猫の診療からペットホテル・トリミング?

14/04/2026

こんにちは、東福岡たぬま動物病院です!
段々とお出かけにぴったりな春日和になりつつありますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
たくさんお出かけをして思い出をいっぱい作っていきましょう♪

さて今回は「肺炎」についてのお話です。

肺炎は、細菌やウイルスによる感染や飲みこんだものが誤って気道に入ってしまう誤嚥(ごえん)等、様々な理由から肺に炎症が起こる事で発症する病気で、咳や呼吸困難を主症状とする呼吸器疾患です。

心臓病や肺水腫等他の病気でも同様の症状が見られますが、いずれの場合でも悪化すると命に関わる可能のある危険な病気です。

≪原因≫
細菌感染や寄生虫感染、アレルギーなど、様々な要因によって発生します。

ストレスや病気、高齢期のわんちゃん等免疫力が低下している状況の子も、細菌やウイルスが体内に侵入した際、肺や気管支で炎症が起りやすく発症する可能性があります。

食事や吐物などを飲み込む際に誤って気道に入る誤嚥が起こると、誤嚥した物が細菌感染を起こし、肺炎の原因になる事もあります。

他にも、空気が乾燥した冬の時期や梅雨のジメジメした季節などでも、肺炎にかかりやすくなると言われている為注意が必要です。

≪症状≫

・咳
・吐き気
・呼吸困難
・発熱
・食欲不振
・ぐったりして元気がない
・運動を嫌がる
・疲れやすい

等が見られ、軽度の場合「風邪かな?」とお家で様子を見がちですが、重度な肺炎になると十分な酸素を体に取り込むことが出来ず、命に関わる事もあります。

呼吸器疾患は急激に悪化する場合もある為、症状が見られたら早めに検査を行う事が望ましいです。

≪治療方法≫

X線検査・胸部の聴診を行い、場合によっては全身の検査をして、肺炎にかかっているかを調べます。

肺炎と診断された場合は、二次的な細菌感染を抑える為の内科療法を行い、病状により入院をする必要がある事もあります。

お薬は抗生剤の投与が中心になり、症状によっては、栄養補給や消炎剤、鎮咳剤、解熱剤等の投与も行います。

呼吸が困難な場合は酸素吸入を行い、安静に過ごしてもらいながら肺炎の症状が悪化しないように注意深く経過を診る必要があります。

≪予防法≫

・新鮮な空気を入れる、加湿、保温を行う

締め切った空間ではカビやホコリがこもりやすく不衛生になりがちですので、1日最低1回は外気を取り入れるような換気をして新鮮な空気を入れてあげると良いです。

乾燥した空気は気道に負担をかけ刺激となる為、湿度は50~60%程度を目安に加湿をおすすめします。

また、冷えるとストレスホルモンによって抵抗力が低下するので、空調で保温をしたり、ベッドや毛布類で暖かく過ごせるようにしましょう。

床付近はとくに冷気が溜まりやすい為、人間が素足で過ごして寒いと感じるときは、暖房類を使ってあげると良いです。

・誤嚥の防止

早食いをしがちでむせることが多い子は誤嚥のリスクが上がる為、早食いの子専用のお皿を使う等対策をしてあげましょう。

また、持病がある子や飲み込む力が弱まる高齢な子は、高さがあるタイプのお皿や台を使って、食器の位置を犬の胸くらいまで高くすることで、飲み込みやすくしてあげると良いです。

肺炎は命に関わる事も多い怖い病気です。
急激に悪化することも多く、自宅で経過観察しているうちに重症化することもあります。

咳や苦しそうな呼吸が見られる場合は早めに受診し、症状が進行する前に治療を始められるよう、症状が出ていないか注意して見てあげましょう。

15/03/2026

こんにちは、東福岡たぬま動物病院です🌸
寒さの中にも春の気配が感じられる季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
日中は過ごしやすい日も増え、わんちゃん・ねこちゃんとのお散歩時間が心地よくなってきましたね☺️まだまだ夕方は冷え込む日が続いていますので体を冷やさないように気を付けていきましょう!

さて、今回は「腎不全」についてお話します。

腎臓は、体の中の老廃物を尿として排出し、水分や電解質のバランスを整える大切な臓器です。
この腎臓の働きが低下してしまう病気が「腎不全」です。
腎不全は犬にも猫にも多く見られる病気で、特に高齢になるほど発症リスクが高くなります。
血液検査や尿検査などで診断する為、健康診断で見つかる事もある病気です。

腎不全には2つのタイプがあります。

■急性腎不全
何らかの突発的な要因で腎機能が低下し、発症するタイプです。

原因として挙げられるのが
・食べ物や薬物による中毒
・下痢や嘔吐による脱水
・レプトスピラ症や腎炎などの感染症
・尿路結石や腫瘍などによる尿路閉塞 等が挙げられます。

症状として
・食欲不振
・嘔吐
・元気消失
・尿量の変化(出ない/急に多い) 等があります。

■慢性腎不全(慢性腎臓病)
慢性的な負荷や高齢に伴う腎機能の低下により、ゆっくりと腎機能の低下が起こるタイプです。

原因として挙げられるのが
・高齢による腎機能の自然低下
・尿路閉塞の再発により、急性腎不全の再発を繰り返す
・歯周病による細菌感染
等が挙げられます。

症状として
・水をよく飲む
・嘔吐
・尿量が増える
・体重減少 等があります。

治療法としては
急性腎不全の場合、点滴や原因除去、入院があります。
急性の名前の通り急激に悪化しますが、早期治療で回復する可能性が高い為異常が見られましたらすぐに受診することをお勧めします。

慢性腎不全の場合、点滴や内服薬、食事療法等を行います。
腎臓は1度壊れると元に戻らず完治は難しい為、早期発見と進行を遅らせる治療が大切です。
病気の発覚後、皮下点滴等を定期的に行う事で生活の質を維持出来るケースもあります。

腎不全は初期症状が分かりにくく、症状が出た際には重篤な状況になっている事が多い為、定期的な健康診断で早期発見に繋げる事が大切になります。
大切な家族で気になる点が見られましたら、お気軽にご相談ください🍀

14/02/2026

こんにちは、東福岡たぬま動物病院です♪
節分も過ぎ、少しずつ春の感じられる季節となってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒暖差の激しい時期ですので体調にはくれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。

さて、今回は膿皮症についてお話しします。

「膿皮症」とは、元々皮膚にある少量の菌が皮膚のバリアが弱ってしまった際などに菌が異常に増えることにより、細菌感染を起こしてしまう病気です。
特に犬で多く見られる病気ですが、猫でも起こることがあり、とても身近でどの子にも起こりうる皮膚トラブルの一つです。

膿皮症では、次のような症状が見られます。
・皮膚が赤くなる
・小さなブツブツや湿疹がある
・かさぶたができる
・フケが増える
・同じ場所をかいたり、舐めたりする
などです。

最初は小さな変化かもしれませんが、放っておくと症状が悪化し、広範囲に広がってしまうこともあります。

また膿皮症は、それ自体が原因というよりも、別の要因がきっかけになって起こることが多い病気であり、
・アレルギー(食べ物、環境)
・シャンプーのしすぎ、洗わなすぎ
・皮膚が弱い体質
・免疫力が低下している
・元々皮膚病を持っている     
などの原因が挙げられます。

治療法としては、
・飲み薬
・塗り薬
・薬用のシャンプーでシャンプーする

などがあり、症状の程度により症状が軽い場合は、シャンプーや塗り薬だけで治療する事もありますが、広範囲に広がっている場合やかゆみが強い場合には、飲み薬も併用するなど、これらを組み合わせて治療するケースも多くあります。

もし症状が落ち着いたと思っても途中でやめてしまうと再発してしまったり、見た目が良くなっているとしても皮膚の中では治療途中といった場合もあるため、獣医師の指示を仰ぎつつ治療を続けていくことが大切です。

ご自宅で行える予防策として、
・皮膚を清潔に保つこと
・その子に合った頻度でのシャンプーを行う
•皮ふの赤み、かゆみ、などを日頃からチェックしておく
・かゆみや赤みが見られたらすぐ受診する

などがあり、普段のスキンシップもかねて行うと良いでしょう。

膿皮症は、「早期発見」「早期治療」をすることで動物の負担が少ない状態で治療が行いやすい病気です。
毎日の触れ合いの中で、気づくことも多いですのでなにか気になる症状等があればお気軽にご相談ください。

13/01/2026

こんにちは、東福岡たぬま動物病院です☺️

新しい年を迎え、先日は福岡でも雪が降り寒さも一段と増してきておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?寒さや乾燥により体調を崩しやすい時期ですので、皆様体調には十分気をつけながらお過ごし下さい。

さて今回は「ヘルニア」についてお話します。

ヘルニアとは、臓器や脂肪などが何らかの原因により本来あるべき位置から他の場所に飛び出る状態をいいます。しかし、ヘルニアと一言でいっても、症状や発症部位が様々あり、発症した場所により名称も異なります。

その中でも「臍(さい)ヘルニア」「鼠径(そけい)ヘルニア」「会陰(えいん)ヘルニア」についてご説明したいと思います。

【3つのヘルニアの原因と症状・治療法】

(臍(さい)ヘルニア)
臍ヘルニアは、いわゆる「でべそ」で、臍(へそ)の穴の部分が先天的な異常により閉じなかったことにより、腸管や脂肪の一部が飛び出る事で起こるヘルニアで、患部はぽっこりと膨らんだように見えます。
子犬の場合、成長するのに従って自然に出来てしまった穴が閉じる場合もありますが、自然治癒が望めず、飛び出ているのが脂肪だけでなく腸管などの臓器の場合には、外科的に元に戻し穴を閉じる手術を行います。

(鼠径(そけい)ヘルニア)
鼠径ヘルニアは、お腹の中の膀胱、腸管などの臓器や脂肪が鼠径部(後足の付け根)で飛び出たもので、鼠径部に異常な膨らみがみられます。
先天的な原因がある場合もありますが、ずっと吠え続けるなど「継続的にお腹に力が加わること」が引き金で後天的に起こる場合もあります。
飛び出ている物が脂肪だけで、穴も小さい場合には経過を見ることもありますが、吠えたり、排便時や出産の際などにお腹に力がかかり腸管や膀胱などの臓器が飛び出してしまった場合、腸管が壊死したり排尿障害が起こることもあります。
そのまま放置すると危険ですので、手術による整復が推奨されます。

(会陰(えいん)ヘルニア)
会陰ヘルニアは、肛門のゆるんだ筋肉の隙間に臓器が入りこんでしまう病気で、肛門の両脇のどちらか一方または両側に起こり、お尻が腫れているように見えることが多いです。
また、中高齢の男の子の犬に多くみられます。
この部分に腸の一部や膀胱が飛び出すと、踏ん張っても便が出にくいというような排便障害や排尿障害を起こすことがあります。
治療は、外科的手術により飛び出した臓器を元の状態に戻し、「人口メッシュ」を使用し筋肉の隙間をふさぐ事で再度臓器が飛び出る事を防ぎます。
男性ホルモンが会陰ヘルニアの発生に関与していると考えられている為、多くの場合会陰ヘルニアの手術と同時に去勢手術も行います。

ヘルニアは飛び出ている場所や内容物により、早期治療が必要な場合がある病気です。
また、根本的な治療には外科手術が必要な場合が多いですので、気になる点が見られましたらお気軽にご相談ください。

01/01/2026

新年あけましておめでとうございます!
東福岡たぬま動物病院です☆
新春の候、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今回は
*院長・スタッフより新年のご挨拶
*物販コーナーよりお知らせ
以上についてのお知らせです

☆院長よりご挨拶☆

新年あけましておめでとうございます。当院は、皆様のご支援とご理解に支えられ、この新しい年を迎えることができました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
近年、人と動物との共生社会の重要性がより一層高まっています。地域社会の一員として、私たちはペットオーナー様とのコミュニケーションを大切にし、皆様が安心してペットと暮らせるようサポートしてまいります。
本年も、一頭一頭に寄り添い、最善の医療を提供できるよう、より一層精進してまいります。
皆様にとって幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
                    東福岡たぬま動物病院 院長 田沼淳一

☆物販コーナーよりお知らせ☆
いつも当院の物販コーナーをご利用頂きまして誠にありがとうございます。
本年も皆様のお役に立てるよう、より良い商品を発信してまいりますのでどうぞよろしくお願い致します♪
今年最初の新商品は、少量ずつ与えやすいおやつが入荷しております!ビスケットタイプやカステラ、ボーロタイプなど種類豊富に取り揃えております。
このお正月にちょっとしたタイミングでおやつが必要な際に活躍してくれるマストアイテムになるかも!?
是非ご来院の際お手に取ってご覧下さい♪

☆スタッフよりご挨拶☆

新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

昨年は熊が人間の生活圏内に侵入し、人間だけでなくワンちゃんも被害に遭ったニュースが報じられ、私達は心を痛めると共に、大切な家族の安心を守ることの大切さを改めて感じました。

この他にも私達の生活を脅かす問題が起こりましたが、今年の干支である「午」は飛躍や成長、新しいことへの挑戦など「何事も上手くいく」という前向きな意味合いを持っていますので、「午」の年にふさわしく前向きな意識をもって、日々知識と技術の研鑽に努めてまいりたいと思っております。

皆様と大切なご家族にとって幸多き1年になりますようスタッフ一同心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

19/12/2025

こんにちは!東福岡たぬま動物病院です☆
2025年も残り僅かとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
これから更に忙しくなるかと思いますが、体調管理に気を付けて元気な状態で新年を迎えましょう!

今回は
・年末年始のご案内
・副院長・スタッフより今年最後のご挨拶
以上についてのお知らせです!

<年末年始のご案内>

年末は12月30日の午前中まで、
新年は1月5日より診療を開始させて頂きます。

<<<ご自宅のお食事やお薬の在庫は大丈夫でしょうか??>>>

年末年始の間はお薬やお食事の注文ができなくなります。
年内にお渡し出来るフード注文の最終受付は24日12:00までとなります
お休みの期間中に切らすことのないよう、お早目のご確認をよろしくお願い致します。

また、お薬も獣医師のいる診療時間内のみのお渡しとなりますので、ご注意ください。

*副院長より今年最後のご挨拶*

街のクリスマスイルミネーションで12月を実感しておりますが、今年の夏の長さと秋の不在、年末、お正月の足音に年々1年が経つスピードが速くなっている気がしております。本年も当院をご利用いただき誠にありがとうございました。
来年もスタッフ一同、飼い主様と動物たちに寄り添えるような動物病院であるよう精進して参ります。診療等について疑問やご意見があれば遠慮なくご相談下さい。

*スタッフより今年最後のご挨拶*

今年も1年間、診療やトリミングサロン、ペットホテル等で当院をご利用いただき、誠にありがとうございました。

今年度は大阪万博が開催され、日本中が熱狂する中行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私達も当院をよくご利用されてる方からお話をお伺いする機会があったのですが、写真だけでも壮大な世界観が伝わってきて圧巻されました。
更に大阪万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマがあり、色々な形で様々な人達がいのちに携わっている姿を見て、いのちに携わる一員としてグッと引かれるものがありました。

私達も他の業種の方々に負けないよう、スタッフ1人1人が患者様に対し今出来る事を考え、より良い方向へ向かえるよう日々努めてまいりたいと思っております。
最近は気候が不安定で体調を崩しやすいですので、くれぐれもご自愛ください。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

20/11/2025

こんにちは、東福岡たぬま動物病院です。
秋も深まり、朝晩はめっきり冷え込むようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
気温の変化が激しく風邪をひきやすい時期になってきておりますので、体調にくれぐれもお気をつけ下さい。

今回は膀胱炎についてお話します。

膀胱炎とは、尿を溜める「膀胱」の粘膜に炎症が起きる病気です。
症状としては、頻尿(トイレに行く回数が増える)、血尿(尿に血が混じる)、排尿時に痛がる、いつもと違う場所でトイレをしてしまう、元気や食欲がない等が挙げられます。
猫の場合は膀胱の違和感が原因でお腹を過剰に舐めてしまい、お腹の毛が薄くなることもあります。

主な原因としては、細菌感染と尿路結石が代表的です。
細菌感染とは、尿道、膀胱、腎臓などに細菌が侵入して炎症を起こす状態のことを言います。
尿道(尿の通り道)の短いメスは、オスよりも細菌が侵入しやすく細菌感染による膀胱炎が起こりやすい傾向にあります。

尿路結石とは腎臓から尿道までの尿の通り道に、尿の成分が固まって石のようなものが出来てしまう状態のことを言います。
結石は遺伝や体質のほか、食事内容、飲水量の低下など様々な要因で出来、その結石が膀胱を刺激し膀胱炎を引き起こします。

膀胱炎の治療法は主に3つ挙げられます。
薬物治療、食事療法、手術による外科治療です。

原因によって治療法は変わってきますが、細菌感染が原因の場合は抗生物質(細菌に効果のあるお薬)等による薬物治療となる場合が多いです。
尿路結石が原因の場合は、結石が出来にくい状態に保つことが出来る様に配合された「療法食」というフードを与えていきます。
しかし、結石の種類や大きさによって食事だけでは対応出来ない場合もあるため、その際には外科手術によって結石を取り出すケースもあります。

膀胱炎は尿を定期的に排出させることで、細菌感染を防ぎ予防にも繋がります。
その為ペットの飲水量を増やし、排尿を我慢させないような工夫が重要です。
この寒い時期は特に飲水量が低下しやすく、膀胱炎のリスクが高まります。
ご家庭でも飲水量・排泄の様子をこまめに確認し、膀胱炎を防いでいきましょう。

13/10/2025

皆さんこんにちは東福岡たぬま動物病院です。
最近は朝の気温が少しずつひんやりし、季節の変化の予兆を感じられるようになってきましたね!
日中はまだまだ暑いので気温の変化に対応できるような服装で過ごしていきましょう♪

さて今回は、『胆泥症』についてのお話です。

【胆泥症とは】
『胆泥症』は肝臓で作られる脂肪の消化を助ける胆汁(たんじゅう)と、肝臓と十二指腸をつなぐ管の途中にあり、肝臓で作られた胆汁を濃縮し一時的にためておく袋状の臓器である胆嚢(たんのう)が関係する病気です。
通常食事をとると胆嚢から胆汁が十二指腸に放出され、脂肪の消化吸収を助ける働きをします。
胆汁は本来サラサラとした液状ですが、何らかの原因で胆汁の成分が変化してしまい、粘性が高まり泥状になってしまうことがあり、この泥状の物を「胆泥」と言います。
そしてその胆泥が胆嚢にたまった状態が「胆泥症」と言い、特に犬で多く見られます。

【原因】
はっきりとした原因は今の所分かっておらず、加齢等により機能が低下して胆汁の流れが滞る事や、高脂血症や脂質代謝異常、胆嚢炎(胆嚢の炎症)や内分泌疾患(甲状腺機能低下症や副腎皮質機能亢進症)等の病気に伴って胆汁の性状が変化する事で起こる事が多いと言われています。
また、高脂肪の食事も原因の一つとして言われています。

【症状・治療】
胆嚢に胆泥がたまっていても、少量の場合には特に何の症状も出ない事がほとんどですが、
目立った症状はなくても、肝臓に負担がかかっていて、血液検査で肝機能を示す数値の上昇が見られることもあります。
その場合、お薬や食事療法をして対応していきます。

胆泥の量が増えていくと、胆嚢に貯められる胆汁の量が少なくなり十二指腸に流れる胆汁の量も少なくなってしまう為、脂肪の消化吸収がされにくくなり発熱や食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が見られることがあります。

更に胆泥が胆嚢から出る際、出口が詰まってしまうと、消化器症状のほかに黄疸が出て皮膚や粘膜などが黄色くなったり、おしっこの色が濃くなったりします。
その場合重症な事が多く、最悪の場合胆嚢等が破裂して腹膜炎を起こし、早期に手術や入院治療等を行わないと亡くなってしまう事もある為注意が必要です。

『胆泥症』は症状がない事も多く、超音波検査で偶然発見される事の多い病気ですので、特に中高齢の子は普段元気な子であってもしっかりとした健康診断をお勧めします。
また軽度の場合や進行が見られない場合には治療を必要としない事もありますが、隠れた原因疾患があったり、進行によって重篤な合併症を引き起こす事もある為、もし『胆泥症』と診断されたら、すぐに治療を必要としない場合でも、定期的にきちんと経過観察を続けるようにしてあげましょう。

14/09/2025

こんにちは、東福岡たぬま動物病院です(^^♪
朝晩が涼しくなり、ワンちゃんとのお散歩も少し快適に感じる季節になりましたね♪
しかし、パグやフレンチブルドッグなど鼻が短い「短頭種」と呼ばれる犬種達は、秋でも呼吸には注意が必要です。
そこで今回は、短頭種のワンちゃんに多い「短頭種気道症候群」についてお話しします。

「短頭種気道症候群」とは鼻が短い犬種に多い、生まれつき気道の狭さが原因で呼吸がしづらくなる病気の総称です。
代表種は主にパグやフレンチブルドック、シーズー、ボストンテリア、ブルドックなどが挙げられます。

この「短頭種気道症候群」に含まれる主な病気は、

・鼻の穴が狭い状態を指す「外鼻孔狭窄」
・喉の奥にある軟口蓋という、食べ物が鼻に逆流するのを防ぐ柔らかい膜状の組織が正常より長く垂れ下がってしまい気道を塞いでしまう「軟口蓋過長症」
・気管が生まれつき狭い状態の「気管低形成」等が主に挙げられます。

上記の疾患を持つ子でよく見られる症状はいびきや呼吸音が大きい、呼吸が苦しくなる様子が多く見られ、その影響から体温調節が困難で熱中症になりやすい、嘔吐や吐き戻し等の症状が出る場合もあります。

このような症状を何年も放置してしまうと様々な病気の合併症を引き起こし、最悪突然死してしまうこともあります。

治療方法は生活習慣の改善や内科治療・外科治療を適切に組み合わせ、症状の緩和や進行を遅らせることが主に挙げられます。

生活習慣の改善は、短頭種は体温が上がりやすい傾向にある為、室温を低めに設定し体に熱がこもりにくくする事が大切です。
また日中の暑い時間に外出しない事、肥満な子は厚い脂肪で気道を圧迫しまう為太らせない事も重要です。
食べる事が大好きな短頭種ですが、少し痩せ気味に管理することで呼吸の確保がしやすくなります。

外科治療はいくつか種類がありますが、よく行われる手術をご紹介します。
まず外鼻孔狭窄症の改善を目的とした手術で、鼻の出入口を一部切開し、鼻の穴を広げる事で呼吸確保に繋げます。

この他に軟口蓋過長症の改善には、軟口蓋を切除し空気の通りを改善し呼吸状態緩和に繋げる手術を行います。

内科治療ではステロイドや鎮静剤を投与する事が多いです。
また緊急時には酸素室での管理も挙げられ、ご自宅に酸素室を設置して頂くケースもあります。

ただし、内科は一時的対応のみで、根本治療ではありません。
根本治療を考えるのであれば、外科治療が優先されると言えますが、麻酔下での手術は他の犬種に比べ、麻酔から目覚める際に呼吸困難の可能性が高く、そのリスクも踏まえて考える必要があります。

短頭種はとても可愛く魅力的な犬種であると同時に呼吸器疾患が多い犬種です。
その為飼い主さんがしっかりと把握し、気になることがあれば早期の受診をお勧めします。

何かご不明な点等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

12/08/2025

こんにちは、東福岡たぬま動物病院です♪
8月も中旬にさしかかり、お盆の時期となりましたね!

暑い日は続いておりますので、熱中症など体調に気をつけながら
日頃の疲れを癒し、有意義な時間をお過ごしください(^^♪

さて、今回は「外耳炎」についてお話しします。

犬も人も耳は、外耳(耳の入口の耳介から鼓膜までの間)、中耳(鼓膜の奥にあり音の振動を増幅し内耳に伝える器官)、内耳(耳の1番奥にあり音を感じとる器官の)の3つの構造に分けられます。

その中の外耳に炎症が起きることを「外耳炎」といい、症状が急激にひどくなる急性外耳炎と、すこしずつ悪くなり、経過が長期に及ぶ慢性外耳炎とがあります。

(原因)
・アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、食物アレルギー)
・細菌やカビなどの繁殖
・外部寄生虫(ミミダニなど)
・異物(耳毛、植物など)
・腫瘍(しゅよう)

などがあります。

特に垂れ耳の犬種(コッカー・スパニエル、レトリバー、ダックスフンドなど)や、外耳道に毛が密に生えている犬種(テリア、プードルなど)にかかりやすい傾向があります。

また、犬は人より外耳道(鼓膜から外につながる外耳の部分)が長くなっており、風通しが悪く湿度がこもりやすくなったり、暑さが逃げにくくなる事から特に多湿になる梅雨時期なども、トラブルを起こしやすくなる要因となります。

(症状)
・痛み、かゆみ、耳をかく回数が多くなる
・耳をこすりつける
・耳からきつい臭いがする
・耳垢が増える
・頭を振る
・耳の周囲が赤くなったり、腫れたりする
・耳垂れが出る

等が見られ、初期の頃は、耳の痛みやかゆみから気にする仕草が多く見られますが、それに気づかずに症状が徐々に進行していくと「耳に触れると怒る・嫌がる」、「耳の腫れ、膿で耳穴が塞がる」等、重症化してしまう事もあります。

また、急性外耳炎の場合には、耳介と外耳道が赤く腫れ、慢性外耳炎では、耳介が厚くなり、色素が沈着することで色が黒っぽくなり 、外耳道が狭くなっていく等の症状が顕著に見られます。

(診断)
診断には、耳鏡を使って外耳道の中を観察し、外耳道内の腫れ、耳垢の量や色、腫瘤や異物の有無などを確認します。

耳垢の量が多く、感染が疑われる場合には、耳垢を綿棒などで採取し、顕微鏡で観察する耳垢検査を行い、細菌やマラセチアによる感染、ミミダニなどがいないか確認します。

(治療・対策)
外耳炎の治療には耳の洗浄が効果的ですが、同時に細菌や真菌の繁殖が原因の場合、抗生物質や抗真菌剤を用い、寄生虫が原因の場合、その駆除薬を投与します。
お薬は耳に直接入れるものと飲み薬があり、状況によって使い分けます。

また、アトピー性皮膚炎などの全身性の皮膚病が原因の場合、その治療を行います。
この他にも外耳炎が重度の場合や腫瘍が原因となっている場合は外科手術を行うこともあります。

外耳炎の予防には、耳の清潔さを保つことがとても重要です。
お耳のお手入れをしたりなど定期的に清潔に保ち、室内環境も除湿機を使い、
高温多湿の環境を作らない様にしてあげると効果的です。
他にもアトピーやアレルギーの原因を特定し、適切な管理を行うことも予防に役立ちます。

上記に記載している症状の中には日頃のスキンシップで気付きやすいものもありますので、異変を感じられた際は受診をおすすめします。
また、当院では耳の洗浄も行っておりますのでご希望の際はお気軽に病院へご来院ください。

14/07/2025

こんにちは️、東福岡たぬま動物病院です♪
暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
これから猛暑が続きますので、こまめな水分補給を心がけ、くれぐれも熱中症などにはお気をつけてお過ごし下さい!

さて今回は「お盆期間の診療時間」と「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」についてお話します。

【お盆期間の診療時間について】
今年のお盆期間の診療時間は8月14日~16日は午前診療のみ、その他の日付は平常通りとさせていただきます。前年度と診療時間が変わっておりますので、お気をつけ下さい。
またお盆期間は配送業者等が休業の為、お薬やフード等のご注文はお早めにお願い致します。その他ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【眼瞼内反症(がんけんないはんしょうについて】
眼瞼内反症とは、まぶたの縁が眼球側に巻き込まれ、まつ毛や皮膚が眼球を刺激する病気です。
刺激により、痛み、涙、涙やけ、目を開けずらそうな様子などが見られます。

進行すると、結膜炎や角膜炎を引き起こす可能性があり、それらを放置したままにしてしまうと眼に穴がが開いてしまう角膜潰瘍や慢性角膜炎の原因となる可能性があります。

眼瞼内反症の原因は先天性の場合と後天性の場合に分類されます。
先天性は、遺伝的な要因で生まれつきまぶたの構造に異常がある場合を指します。
後天性は、角膜、結膜、まつ毛の毛根部の炎症等によってまぶたが変形し、内反する場合です。

犬では、コッカー・スパニエル、ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、チャウチャウ、ブルドッグ、パグ、シー・ズー、ペキニーズなどが好発犬種に挙げられます。
猫では、ペルシャやヒマラヤンといった鼻の低い種類が発症しやすいと言われています。

治療方法は軽度の内反症の場合、点眼薬や眼軟膏で炎症を抑えたり、まつ毛を抜いたりして様子を見ることもありますが、重度な場合等根本的な解決には外科手術が必要となる場合が多いです。

手術の方法は、まぶたの一部を切除し縫い合わせるものが一般的です。
手術後は安静にし、先生の指示に従ってケアをするようにしましょう。
また、手術後も定期的な診察を受けるとより安心です。

眼瞼内反症は、放置すると角膜潰瘍の重症化や失明につながる可能性がある為注意が必要です。
この病気に関わらず、目の病気は早期発見、早期治療が重要ですので、違和感を感じたり、気にする様子が見られましたら当院への受診をお勧め致します。

住所

志免中央4-11/17
Sue-Machi Kasuya-gun, Fukuoka
811-2244

電話番号

092-937-3222

ウェブサイト

アラート

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