13/10/2022
北海道獣医師会HP「会誌からのトピックス」より
今年のタンチョウバンディング調査(その2)から
前半はタンチョウバンディング調査の様子です。以下は後半の一部抜粋です。
毎回タンチョウの写真ばかりでは面白くないでしょうから、今回はチョウチョの写真を載せてみました。チョウチョはそれぞれ種ごとに違う植物を食べて生長します。写真に出て来るクロヒカゲはササの仲間が食草です。ヒョウモンチョウには種類が色々ありますが、ほとんどの種がスミレの仲間を食草にしています。今回少し変わっていると勘違いしたクジャクチョウやコヒオドシ、そして私にはどちらか判らないアカマダラとサカハチチョウはイラクサが食草です。食草が特に変わっているチョウはアゲハチョウ科に多く、ウスバシロチョウはケシ科のエゾエンゴサクを食べますし、ウスバキチョウは同じケシ科のコマクサが食草です。そしてヒメギフチョウはウマノスズクサ科のオクエゾサイシンを食べます。変わったところではゴマシジミと言う小さなシジミチョウがいますが、このチョウはナガホノシロワレモコウと言うバラ科の植物の花穂を食べて生長するのですが、この幼虫をアリが見つけると自分の巣へと持ち帰ります。するとこのチョウチョの幼虫はアリの幼虫を食べてさなぎになり、翌年にチョウチョになって地上に出てきます。「家の中に自分の何十倍もある大きな居候がいて、夜な夜な子供たちを食べている。代わりにこの居候は甘い蜜を出してアリに食べさせる。」怪しい薬(ヤク)をもらって代わりに子供を差し出すなんて、恐ろしい話のようですが昆虫の世界ではこんなこともありなんですね。