30/11/2015
『犬には色がどう見えているのか?』
秋も深まり、現在当院の前は街路樹の葉が常に舞い落ちて
おり、落ち葉掃きが毎朝の日課となっております。山間の紅葉も
見頃となり、赤や黄色のモミジやカエデが美しいですが、残念
ながらわんこたちにはその美しさには気づけないようです。
犬は色が見えているのか?と犬を飼っている方は1度は疑問に
思うことでしょう。先に答えを言うと、
『色は見えてはいるが、人間とは見え方が違う』
そうです。
人で3種類ある色を識別する細胞が、犬には2種類しかなく、
そのため、「赤-オレンジ-黄-緑」を1つの色調として、「青-紫」
をもう1つの色調として見ていることがわかっています。
そのため、ヒトではほぼ100とおりの色の違いを識別できるの
に対して、犬では、白~黒以外では、この2つの色調しか識別で
きないのです。なので、青色と黄色は人と同じように見分けがつ
くものの、赤色と緑色を区別することは難しいとされています。
したがって、緑の芝生の上で赤いボールを転がすと、犬にとっ
ては見分けがつきづらいことになります。また、「赤・黄・緑」
が同じ色調に見えてしまうわけですから、犬に信号の色を判断
しろというのは難しい話なのです(現に、盲導犬とそのオーナー
が横断歩道を渡る時、横断できるかどうかの判断はオーナーが行
います)。
緑の芝生の上では青や紫色のボールを使ってあげるなど、わん
ちゃんたちが見えやすいように工夫をしてあげるといいですね!