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肝細胞癌疑いの14歳7ヶ月のチワワに対してInterventional Radiology(IVR)を適応した症例を報告します。IVRとは、カテーテルを用いて病変の栄養動脈を塞栓物質で閉塞し、腫瘍の壊死を目的とする低侵襲な血管内治療です。具...
04/03/2026

肝細胞癌疑いの14歳7ヶ月のチワワに対してInterventional Radiology(IVR)を適応した症例を報告します。
IVRとは、カテーテルを用いて病変の栄養動脈を塞栓物質で閉塞し、腫瘍の壊死を目的とする低侵襲な血管内治療です。具体的には足の付け根(鼠径部)の血管からカテーテルを挿入し、画像で見ながら病変の近くの血管まで進め、塞栓物質(コイルや液体薬剤)を詰めて血流を遮断します。
開胸や開腹をせずに治療できることから、体への負担が少なく、多くのわんちゃんやねこちゃんにとって優しい選択肢となります。

本症例の超音波検査にでは、肝臓に3cm×4㎝×2㎝ほどの腫瘤病変を認めました。本症例の細胞診検査では、軽度の細胞配列の異常伴う比較的高分化な肝細胞が採取されており、大型腫瘤として確認されていることを考慮すると、肝細胞癌が筆頭鑑別疾患として考えました。手術後は身体への負担が少ないことから、状態は安定しており翌日には元気な状態で退院しました。
肝臓腫瘤すべてが手術適応となるわけではなく、IVRよりも腹腔鏡・開腹術の方が良いこともあります。IVRに興味がある方はは当院までお気軽にご相談ください!

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当院で全耳道切除術を実施した7歳1ヶ月のフレンチブルドッグの症例をご報告します。年始より右前庭障害(右旋回、右斜頸)と元気食欲低下により他院で外耳炎を疑い抗生剤を開始していました。旋回行動や元気食欲の改善は認めましたが、右顔面神経麻痺は顕著...
02/03/2026

当院で全耳道切除術を実施した7歳1ヶ月のフレンチブルドッグの症例をご報告します。

年始より右前庭障害(右旋回、右斜頸)と元気食欲低下により他院で外耳炎を疑い抗生剤を開始していました。旋回行動や元気食欲の改善は認めましたが、右顔面神経麻痺は顕著になり、1月26日に当院初診。27日に造影CT検査及びMRI検査を実施しました。
MRI検査の所見は写真のコメントをご覧ください。

外耳から排出された膿の培養検査結果をもとに抗生剤用い、全身状態は安定しましたが、MRI検査結果を踏まえて全耳道切除術を実施しました。

術後の様態は安定しており、翌日から採食もあり、術後の前庭障害の悪化などは認めませんでした。右顔面神経麻痺は依然として残っていますが今後も経過を追っていきます。

先日、腹腔内視鏡下で副腎腫瘍(副腎皮質癌)を取り除きました!事前の血液検査からは非機能性が示唆されますが、3cmを超えるため、悪性の可能性を考慮し、腹腔鏡下で副腎腫瘍を摘出しました。ノルメタネフリン/Creは86と参考基準範囲でしたので褐色...
25/02/2026

先日、腹腔内視鏡下で副腎腫瘍(副腎皮質癌)を取り除きました!
事前の血液検査からは非機能性が示唆されますが、3cmを超えるため、悪性の可能性を考慮し、腹腔鏡下で副腎腫瘍を摘出しました。ノルメタネフリン/Creは86と参考基準範囲でしたので褐色細胞腫の可能性は低いと判断しました。

副腎腫瘤の切除は従来は開腹術で行われることが多いですが、当院では腹腔鏡下で副腎腫瘤摘出が可能です。
傷が小さく手術を終えたことで本症例は翌日には元気な状態で退院しました。腹腔鏡は開腹術に比べ傷が小さく、身体の負担は少ないため動物にとってとても優しい手術を可能にします。また腹腔鏡は開腹術に比べ視野の拡大と精密な操作が可能となり血管処理の確実性が増します。そのため出血が少なくより動物たちにとって安全な方法となっております。

副腎腫瘤すべてが手術適応となるわけではなく、腹腔鏡よりも開腹術の方が良いこともあります。副腎腫瘤摘出に興味がある方はは当院までお気軽にご相談ください!

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健康診断で偶然に左副腎に腫瘍が見つかり、当院で手術した症例についてご報告します。腹部超音波検査にて左副腎領域にMass病変を認め、CT検査を実施した結果、後大静脈などの血管系に強く浸潤している可能性が高く、尿中のノルメタネフリン検査ではNM...
24/01/2026

健康診断で偶然に左副腎に腫瘍が見つかり、当院で手術した症例についてご報告します。
腹部超音波検査にて左副腎領域にMass病変を認め、CT検査を実施した結果、後大静脈などの血管系に強く浸潤している可能性が高く、尿中のノルメタネフリン検査ではNMN/Cre=1802と高値で、褐色細胞腫が疑われました。
飼い主様と協議した結果、外科的切除をご選択されたため左副腎腫瘍の摘出術を実施しました。
腫瘍は広範囲に浸潤しており、周囲の腎静脈や大動脈などを損傷せぬよう、副腎腫瘍を周囲組織から剥離していきました。血行遮断を行った後、後大静脈を切開し、血管内浸潤する腫瘍栓を摘出することに成功しました。閉腹し手術は無事終えることができました。
術後は一筋縄ではいきませんでしたが、自力採食ができるようにまで回復してくれました。今後も術後のフォローアップを欠かさず行っていく方針です。

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本日は、総胆管結石による閉塞性黄疸を繰り返す4才4ヶ月のトイプードル(避妊雌)の症例をご紹介します。総胆管結石による閉塞は、胆石が総胆管に詰まり、胆汁の流れを妨げることで起こり、黄疸、嘔吐、元気消失、食欲不振などの症状を引き起こします。総胆...
16/12/2025

本日は、総胆管結石による閉塞性黄疸を繰り返す4才4ヶ月のトイプードル(避妊雌)の症例をご紹介します。

総胆管結石による閉塞は、胆石が総胆管に詰まり、胆汁の流れを妨げることで起こり、黄疸、嘔吐、元気消失、食欲不振などの症状を引き起こします。総胆管閉塞は進行すると胆嚢破裂や腹膜炎・膵炎を発症させます。
閉塞性黄疸の内科治療が困難と判断し、外科的に総胆管結石(胆石)を除去することで閉塞性黄疸を改善させました。胆嚢に胆泥やムチンの貯留は認めず、若齢であることから、胆嚢切除は実施せず腹腔鏡を用いて胆石除去及び嚢洗浄を実施しました。腹腔鏡を用いることで侵襲を最小限に抑えることが可能となります。胆嚢切除せず、傷が小さく手術を終えたことで本症例は翌日には元気な状態で退院しました。腹腔鏡は開腹術に比べ傷が小さく、身体の負担は少ないため動物にとってとても優しい手術を可能にします。
これらの治療法はすべての症例に適応できるわけではなく、胆嚢の状態、年齢、全身状態などを総合的に評価したうえで判断する必要があります。
同様の症状でお悩みの方や、外科治療について詳しく知りたい場合は、お気軽にご相談、ご来院ください。

本日は、脊椎内視鏡およびPLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)を併用して治療を行った椎間板ヘルニア症例をご紹介します。症例は5才7ヶ月のペキニーズです。MRI検査の結果、T13–L1、L3–L4、L4–L5の3椎間で椎間板ヘルニアを認め、特...
14/12/2025

本日は、脊椎内視鏡およびPLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)を併用して治療を行った椎間板ヘルニア症例をご紹介します。

症例は5才7ヶ月のペキニーズです。
MRI検査の結果、T13–L1、L3–L4、L4–L5の3椎間で椎間板ヘルニアを認め、特にT13–L1では脊髄の圧迫が強く、神経症状の原因となっている所見が確認されました。

本症例では、疾患部の椎間に対してPLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)を実施し、椎間板内圧を低下させることで脊髄への圧迫軽減を図りました。PLDDは皮膚切開を最小限に抑えた低侵襲な治療法であり、複数椎間に病変が存在する症例において有効な選択肢となります。

さらに、T13–L1椎間では脊髄圧迫が比較的強かったため、脊椎内視鏡を用いたコルペクトミーを実施しました。従来の開放手術と比べ、脊椎内視鏡手術は筋肉や骨への侵襲を最小限に抑えながら、直接圧迫物質を確認・摘出できる点が大きな特徴です。

なお、これらの治療法はすべての症例に適応できるわけではなく、椎間板ヘルニアのタイプ、圧迫の程度、年齢、全身状態などを総合的に評価したうえで判断する必要があります。

同様の症状でお悩みの方や、外科治療について詳しく知りたい場合は、お気軽にご相談、ご来院ください。

本日は『鎖肛』で便がうまく出せない推定2ヶ月齢の猫ちゃんを紹介します。稀な病気のため聞き慣れない方も多いと思いますが、先天的に肛門がうまく作られず、排便ができなくなってしまう病気です。小さな瘻孔ができていたり、尿道と繋がっていたりで少しづつ...
06/11/2025

本日は『鎖肛』で便がうまく出せない推定2ヶ月齢の猫ちゃんを紹介します。稀な病気のため聞き慣れない方も多いと思いますが、先天的に肛門がうまく作られず、排便ができなくなってしまう病気です。小さな瘻孔ができていたり、尿道と繋がっていたりで少しづつは排泄できてもX線写真のように大腸の中に大きな便が貯留し、食欲不振や嘔吐などで成長不良を起こし、適切な治療ができないと亡くなってしまうことも多い病気です。
治療は外科手術で肛門を作ってあげることです。
今回手術した猫ちゃんは480gとかなり小さな猫ちゃんでしたが、無事に手術を終えて、自力で排便ができるようになりました。
先天性の病気のためすでに飼育されている猫ちゃんでは起こらない病気ですが、自宅で生まれた子や保護猫さんなどで鎖肛で困ってる子猫ちゃんがいたら早めに病院へご相談ください。

本日は腎盂鏡を用いて腎結石を摘出した症例をご紹介します。過去に膀胱結石を摘出した事のあるヨークシャーテリアの症例でしたが、今回は膀胱結石に加えて腎結石・尿管結石が認められ、左の尿管結石が閉塞を起こし腎盂の拡張が認められました。数日間内科治療...
31/10/2025

本日は腎盂鏡を用いて腎結石を摘出した症例をご紹介します。
過去に膀胱結石を摘出した事のあるヨークシャーテリアの症例でしたが、今回は膀胱結石に加えて腎結石・尿管結石が認められ、左の尿管結石が閉塞を起こし腎盂の拡張が認められました。
数日間内科治療を実施し、腎数値に一定の改善がみられたものの結石が排泄される様子がないことから外科手術を実施しました。

通常腎結石は腎盂切開(腎臓を大きく切開)を実施しないと摘出が難しいため、腎臓へのダメージが大きく推奨されませんが、今回の症例では腎臓に小さな穴だけを開けてカメラを挿入することで腎結石を摘出することができました。
腎結石が残っているとせっかく尿管結石を摘出してもすぐに再閉塞してしまうリスクがあるため、今回のように摘出できることは症例にとって大きなメリットがあります。
適応は結石の大きさや個数、腎臓の状態にもよるので全ての症例で可能なわけではないですが、同様な症状でお悩みの患者さんはお気軽にお尋ねください。

本日は腹腔鏡下でインスリノーマの切除を実施した症例をご紹介します。インスリノーマとは、血糖値を下げる働きを持つインスリンというホルモンを作る膵臓の細胞が腫瘍化して高インスリン血症による低血糖を起こす病気です。低血糖は意識障害など重篤な症状を...
09/10/2025

本日は腹腔鏡下でインスリノーマの切除を実施した症例をご紹介します。
インスリノーマとは、血糖値を下げる働きを持つインスリンというホルモンを作る膵臓の細胞が腫瘍化して高インスリン血症による低血糖を起こす病気です。低血糖は意識障害など重篤な症状を引き起こすこともある危険な病態です。犬のインスリノーマはかなり珍しいですが、悪性であることがほとんどで切除できないと予後不良とされています。
今回は8歳のペキニーズさんで、低血糖が見つかり精査したところ、CT検査で膵臓に腫瘤があることがわかりました。慢性的なもののためか数値上危険な状態にもかかわらず無症状で、血糖値は日内変動もあるので低血糖ではない時間帯もあり、また膵臓の腫瘤は超音波検査での検出率がCTと比較してかなり低くなってしまうため、オーナー様が積極的な検査をご希望されなければ発見はもっと遅れていたと思われます。
基本的に膵臓の腫瘤を腹腔鏡下で切除する際には、膵臓の端の方でないと難しいと言われているのですが、今回はかなり中央に近い位置での発生でした。かなりの高難易度が予想され、場合によっては本人の安全のためにも開腹手術に切り替える準備もさせていただいた上で手術に臨みました。今回は、消化酵素いっぱいの膵臓の中身が腹腔に漏れることで起こる重篤な合併症である膵液瘻を防止するため、エンドGIAという、切断面を瞬時に密封し内容物の逆流を防げることができる特殊な器具を動員しました。また、ICGという特殊な造影剤を用いて腫瘍の位置を発色させて特定するという手法をとりました。結果、スタッフ連携のもと、無事腹腔鏡下での実施に成功しました。そのため術後数時間もたたずに歩き回る元気な姿を見ることができました。
病理検査の結果は悪性腫瘍でしたが、術後低血糖は解消されたため手術は成功と言えるでしょう。
本人が無症状であるからこそ、今回は低侵襲にこだわり難易度の高い手術に挑戦させていただきました。これからも、オーナー様と動物たちに合った医療を提供できるよう、成長し続ける病院を目指します。

こんにちは!王子ペットクリニックです。  当院ではワンちゃん、猫ちゃん以外に「エキゾチックアニマル」と呼ばれる小さい動物の診察も行っています。  今回はウサギの避妊手術をご紹介します。ワンちゃん、猫ちゃんでは病気予防のために避妊手術は一般的...
08/10/2025

こんにちは!王子ペットクリニックです。
当院ではワンちゃん、猫ちゃん以外に「エキゾチックアニマル」と呼ばれる小さい動物の診察も行っています。

今回はウサギの避妊手術をご紹介します。ワンちゃん、猫ちゃんでは病気予防のために避妊手術は一般的ではありますが、ウサギも雌性生殖器の病気が意外と多いんです!!
 
 特に子宮内膜過形成と子宮腺癌は非常に多く、子宮内膜過形成は3 歳未満のウサギによく発生する非腫瘍性疾患であり、子宮腺癌に至っては6 歳までには発生率が 80% にまで達するという報告もあります。子宮腺癌は進行が早く、初回診断から1~2年後に転移が起こることがあります。転移率は非常に高く20~80%です。詳細は参考文献をご覧ください。

当院ではウサギの避妊手術も行っております。血尿は雌性生殖器疾患の症状の一つです。「尿の色が濃いな。赤いな」と感じたら病院にいらして下さい。また、予防的な避妊手術も行っておりますので興味のある方は当院までご連絡ください。

<参考文献>
・Mäkitaipale J, Airas N, Engblom S, et al: Prospective survey of neoplastic and non-neoplastic uterine disorders in 116 domestic rabbits (Oryctolagus cuniculus). J Exotic Pet Med. 2022 Vol 41 (0) pp. 3-8.
・Bertram CA, Bertram B, Bartel A, et al: Neoplasia and Tumor-Like Lesions in Pet Rabbits (Oryctolagus cuniculus): A Retrospective Analysis of Cases Between 1995 and 2019. Vet Pathol. 2021 Vol 58 (5) pp. 901-11.
・van Zeeland Y: Rabbit oncology: diseases, diagnostics, and therapeutics. Vet Clin North Am Exot Anim Pract 2017 Vol 20 (1) pp. 135-82.
・Walter B, Poth T, Bohmer E, et al: Uterine disorders in 59 rabbits. Vet Rec. 2010 Vol 166 (8) pp. 230-3.

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こんにちは!王子ペットクリニックです。当院ではワンちゃん、猫ちゃん以外に「エキゾチックアニマル」と呼ばれる小さい動物の診察も行っています。今回はフクロモモンガの去勢手術をご紹介します。フクロモモンガは有袋類の一種で社交性が高く愛らしい見た目...
21/09/2025

こんにちは!王子ペットクリニックです。
当院ではワンちゃん、猫ちゃん以外に「エキゾチックアニマル」と呼ばれる小さい動物の診察も行っています。
今回はフクロモモンガの去勢手術をご紹介します。
フクロモモンガは有袋類の一種で社交性が高く愛らしい見た目から近年人気のペットです!
人に懐いてくれるだけでなく、群れで生活するので多頭飼育も可能な動物です。
ペアで飼われている方も多く、ペアの相性が良ければ赤ちゃんフクモモが出来る楽しさもあります!!
その一方で繫殖力が強いので、近親交配や過度な繁殖を予防するために去勢手術を希望される方も多いです。
小さい動物さんなのでワンちゃん、猫ちゃんより負担は多少大きくなりますが、手術は短時間で終わる上、器械を用いて行うので殆ど出血はありません。
手術後は爪切りやカラー装着を行い、創部を傷つけないようにケアします。
ご興味のある方は当院までご連絡ください。
#フクロモモンガ
#エキゾチックアニマル

住所

豊島1-22/9
Kita-ku, Tokyo
114-0003

営業時間

月曜日 09:00 - 12:00
16:00 - 19:30
水曜日 09:00 - 12:00
16:00 - 19:30
木曜日 09:00 - 12:00
16:00 - 19:30
金曜日 09:00 - 12:00
16:00 - 19:30
土曜日 09:00 - 12:00
16:00 - 19:30
日曜日 09:00 - 12:00
16:00 - 19:30

電話番号

+81339132500

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