14/08/2026
野生動物の生態調査に、中禅寺湖に行ってきました。
当院では、都内で保護された野生動物の診察を行っています。(保護対象の動物と対象外の動物がいますので、ご注意ください。)野生動物を保護する前に、東京都環境局の鳥獣保護管理担当(03-5388-3505)へ連絡してください。
定期的に野生動物の調査をしています。
今回、調査の場所に中禅寺湖を選んだのは、特別な生態系があるからです。中禅寺湖は、標高が高いところにある湖で、周囲は2万年前からあるとされる原生林です。そこには、猿、鹿などの哺乳類や、中禅寺湖にしかいないとされるマス(トラウト)もいます。
この日は、台風直撃の日でした。前日に、調査中止のお話もありましたが、直前まで安全確認をしていただき、予定時刻にはGO!という判断で、ガイドさんに導かれて中禅寺湖に出ました。透明度が高く、岸に近いところでは湖底が見えます。平均の深さは90mほど。しかし、今年は水量が少なく、普段は湖を1周する遊覧船が今シーズンはずっと運休しているとのことで、観光で訪れる方はいませんでしたね。
ガイドさんから、中禅寺湖、周囲の原生林、野生動物のレクチャーを受け、実際に猿を何頭も観察することができました。母親にしがみついている子猿もいましたよ。
栃木や千葉、東京でも警報が出るほどの風雨にもかかわらず、調査が安全にできたのはガイドさんの経験値に助けられました。野生動物には、犬や猫とはかなり違う考え方で接する必要があります。自然の中で生きる様子を観察することは、基本中の基本だと考えています。