03/04/2025
🧬アレンの法則
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エゾユキウサギの耳が短い理由は、寒冷地に適応するためです。
理由：熱の放散を抑えるため
・ベルクマンの法則＆アレンの法則の適用
・ベルクマンの法則：寒冷地の動物は体が大きくなりやすい
・アレンの法則：寒冷地の動物は耳や尾などの突出部分が短くなる
耳が短いと熱を逃しにくい
・ウサギの耳は血管が多く、熱を放散する役割を持つ
・暖かい地域に住むウサギ（例：アメリカのジャックラビット）は耳が大きく、熱を放散しやすい
・一方、寒冷地に住むエゾユキウサギは耳を短くすることで、余分な熱を逃さず体温を保持しやすくしている
このように、エゾユキウサギの耳が短いのは、北海道の厳しい寒さの中で生き抜くための適応と考えられます。
⚠️見た目は、ネザーよりもビョーンと長いですよ！
🧬ベルクマンの法則
「同じ種または近縁の動物では、寒い地域に住む個体のほうが体が大きくなる」という法則です。これは、体が大きいほうが体表面積の比率が小さくなり、熱を逃しにくくなるため、寒冷地での生存に有利だからです。
エゾシカと奈良の鹿での例
* エゾシカ（北海道に生息）
* 体長：約1.9m
* 体重：オスで100～150kg
* 厚い冬毛を持ち、寒冷地に適応
* 奈良の鹿（本州に生息するホンシュウジカ）
* 体長：約1.4m
* 体重：オスで50～80kg
* エゾシカより小型で、冬毛もそれほど厚くない
エゾシカは寒冷な北海道に生息しているため、ベルクマンの法則に従い、奈良の鹿（ホンシュウジカ）よりも大きな体を持っています。これにより、寒い環境でも体温を保持しやすくなっています。一方、奈良の鹿は比較的温暖な気候のため、小さめの体で過ごせるのです。
同じ種であっても住む環境や食べるもので成長が変わってきます。（亜種）
エゾシカは、オスの大きい個体で約1.9m大人が見上げるぐらいの大きさなのでかなりの大きさがあります。
もっと北に住むヘラジカは、最大級の鹿で700kgを超えるんですって！
遺伝の豆知識。
特に役には立たないけど、住んでる地方の動物がどんな性質を持っていて、他の地域とどう違うのか 動物園でよく聞く説明ではありますが、皆さんにも知って頂けたらと思いました☺️
←かわいいうさぎが沢山いるよ
北海道でアメリカンラビットのショーブリードをしているカリンズラビトリーの福福です｡
第一種動物取扱業
登録番号：北海道 第062110388号
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