06/07/2026
⚡ 「1回も後悔してない」――9球団を断って会社員になった男・志村亮の人生がカッコ良すぎる ⚡ プロ野球選手になる。 それは、多くの野球少年にとって“人生最大の夢”だ。 特に大学野球で結果を残し、複数球団から声が掛かるレベルなら、普通は迷わない。 だが――。 9球団から誘われながら、あっさりプロ入りを断った男がいる。 その名は、志村亮。 慶應義塾大学のエースとして活躍した投手だ。 しかも、ただの好投手じゃない。 5試合連続完封。 53イニング連続無失点。 通算31勝、防御率1.82。 数字だけ見れば、完全に“プロ確実”クラス。 実際、当時の評価はかなり高かった。 即戦力左腕。 完成度抜群。 社会人を経由せず、そのままプロでやれる。 そう言われていた。 だが、志村は断る。 しかも理由がまた凄い。 「大学までで、野球人としての目標には到達した」 普通こんなの、なかなか言えない。 さらに彼は、こうも語っている。 「仮にプロに行けたとしても、自分が活躍し続けるイメージが湧かなかった」 ここが面白い。 “挑戦したい”ではなく、“通用し続ける覚悟が持てなかった”。 つまり彼は、“プロ野球”という世界を軽く見ていなかった。 よくある「ダメなら辞めればいい」ではない。 本当にトップで戦う世界だからこそ、中途半端な覚悟で入るべきじゃないと考えていたのである。 しかも、最後のエピソードがまた美しい。 大学最後の試合後。 仲間から「クールダウンでキャッチボールしよう」と誘われる。 普通なら、最後のボールを噛み締める場面だ。 でも志村は、サラッと言った。 「もう投げることはないから、いいや」 潔すぎる。 未練がない。 そして卒業後、彼は三井不動産へ入社する。 しかも、野球部すらない会社。 完全に“野球の世界”から離れた。 その後はビルディング事業などを担当し、最終的には三井不動産リアルティの常務取締役クラスまで上り詰める。 つまり、“第二の人生”でも普通に超エリートだった。 そしてドラフトから約30年後。 「プロへ行かなかったことを後悔したことは?」 そう聞かれた志村は、笑いながら答えた。 「1回もないですね」 これ、本当に強い言葉だと思う。 人はどうしても、“挑戦しなかった後悔”を美化しがちだ。 「あの時プロへ行っていれば…」 でも志村亮は違った。 自分で決めた。 自分で区切った。 そして、その人生をちゃんと生き切った。 だから後悔がない。 プロ野球へ行く人間が凄いのは当然だ。 でも、“行かない決断”を貫ける人間もまた、めちゃくちゃ強い。 志村亮という男は、それを証明した。